JYGN には,日本国内の若手活動の担い手としてだけでなく,世界的な原子力若手ネットワークの日本ブランチとしての顔もあります。特に近年は国際活動に力を入れており,① IYNC (International Youth Nuclear Congress) への積極的な関与,②アジア太平洋地域における若手ネットワークの構築,③国際的な情報発信の 3 つを目指しています。
IYNC2022日本開催
概要
■IYNC2022の概要
開催日時:2022年11月27日(日)~12月2日(金)
開催場所:福島県郡山市 ホテルハマツ
開催形式:オンラインと現地のハイブリッド
参加者数:合計●名(現地●名(海外●名、国内●名)、オンライン●名)
関連資料
【準備中】Proceeding
IYNC2022運営幹部リスト
IYNC2020 日本誘致
現在の JYGN の国際活動の中心は,原子力に携わる若手の国際会議 IYNC2020 の日本誘致です(IYNC については次頁参照)。同会議には毎回数百名の若手が集まることから,国外の若手には日本の原子力利用を巡る現状を見てもらう機会を,また国内の若手には世界各国の若手と交流し,知見や視野を拡げる機会を提供したいと考えています。
IYNC2020 の開催国は,IYNC2018(2018 年 3 月)会期中に行われる IYNC 理事会での選挙で決まることから,当面は同選挙への立候補に向けて,日本開催案の精緻化や,関係者との協議・調整などを行っていきます。 IYNC2020 日本開催のためには,会場候補の選定から,会議収支見込の策定,テクニカルツアーや文化行事などの調整,スポンサー候補の同定・調整など,様々な準備が必要ですが,会議運営能力の向上の機会となることのみならず,国内外の原子力関係者との繋がりを築く機会にもなります。
参考)IYNC2016 会議報告
JYGN では,IYNC2020 日本誘致に向けて協働してくれる仲間を募集しています。少しでも興味の ある方は是非お気軽にお問合せください。お待ちしています!
近年の主な国際活動
活動 | 時期 | 概要 |
---|---|---|
IYNC 中国訪問 | 2013 年 11 月 | ・ IYNC 役員が中国を訪問し,中国 YGN の IYNC 加盟を歓迎すると同時 に,一層の協力関係構築を確認。 ・ JYGN からも運営委員を派遣し,重要な隣国である中国の若手との関 係強化を約束。 |
IYNC2014 | 2014 年 7 月 | ・福島特別セッション ”Three Years from Fukushima Daiichi Nuclear Accident: Reality, Challenges and Future” を開催。 ・日本の若手から,福島第一の現状やオフサイトの除染・環境修復 , 復 旧・復興に関わる現状や課題について積極的な情報発信を実施。 ・セッション終了後にはレセプションを開催し,福島県産品を提供。 ・参加者は 120 名を超え,世界各国の若手と福島の現状を共有し,語 り合う良い機会となった。 |
IYNC2016 組織委員会会合 及び アジア太平洋 YGN 会合 | 2016 年 1 月 ~2月 | ・IYNC2016 組織委員会(Ex-com)の会合を東京にて開催。 ・アジア太平洋地域の若手を招待し,第 1 回アジア太平洋 YGN(AP-YGN: Asia-Pacific Young Generation in Nuclear)会合を開催。 ・両会議後,福島第一原子力発電所構内,避難区域周辺を訪問。 |
IYNC2016 | 2016 年 7 月 | ・ 堀尾健太(JYGN 運営委員)が基調講演の司会及びプレナリーセッショ ンの総括責任者を務める。 ・ ”YGN Best Practice” セッションにて,菅原慎悦(JYGN 運営委員) が ”Confronting Reality: Experience from Fukushima Tour“ を報告。 ・ IYNC 理事会に堀尾及び菅原が出席。 ・ 会期中に開催されたアジア太平洋 YGN 会合に,JYGN から 3 名が出席。 |
IYNC とは?
IYNC(International Youth Nuclear Congress, http://www.iync.org/)は,原子力の次世代を担う若手によって構成・運営されている国際的な非営利組織であり,人類の繁栄のための原子力の平和利用の促進や,世代や国境を越えた知識の伝達・継承をミッションとして,原子力に関わる若手の国際的なネットワークの構築,ならびに国際会議の開催等の活動を行っています。IYNC は,歴史的に北米や欧州を中心に活動を展開してきましたが,近年ではアジア,アフリカ,中南米などの各国が加盟し,IYNC も真にグローバルなネットワークに変貌を遂げています。2017 年 4 月現在,50 か国が加盟しています。
IYNC 役員一覧(2016 ~ 2018)
Position | Name | Country |
---|---|---|
IYNC President | Denis Janin | France |
Vice President | Luca Capriotti | Italy |
Executive Secretary | Jing Hu | China |
Treasurer | AJ Lambert | USA |
Past-President | Melissa Crawford | USA |
Bulletin Editor | Ekaterina Ryabikovskaya | Russia |
Research Project Chair | Fidelma Di Lemma | Italy |
IYNC 国際会議開催一覧
開催時期 | 開催地 |
---|---|
2000 年 4 月 | スロヴァキア・ブラチスラバ |
2002 年 4 月 | 韓国・大田 |
2004 年 5 月 | カナダ・トロント |
2006 年 6 月 | スウェーデン・ストックホルム |
2008 年 9 月 | スイス・インターラーケン |
2010 年 7 月 | 南アフリカ・ケープタウン |
2012 年 7 月 | アメリカ・シャーロット |
2014 年 7 月 | スペイン・ブルゴス |
2016 年 7 月 | 中国・杭州 |
2018 年 3 月 | アルゼンチン・バリロチェ(予定) |
IYNC の組織 は, 意思決定機関である理事会(Board of Directors) と, 事務局である IYNC 役員(IYNC Officers)から構成されています。理事会は,加盟国の代議員(NR:National Representative),IYNC 役員, 及び若干名の無任所委員(MaL: Members-at-Large)から構成され,新規加盟国の承認,運営規則等の改正など,組織運営に関わる事項を審議します。日本からは,JYGN が IYNC 設立当初から参画しており,代議員を通じた IYNC 運営への参画,国際会議に対する日本人参加者の派遣,国際会議の組織委員会(Ex-Com) 会合の日本開催など,様々な形で IYNC に関与してきています。
主な活動:国際会議の開催
2000 年にスロヴァキア・ブラチスラバにて,第 1 回の国際会議が開催されて以来,2 年に 1 度,同様の会議を開催しており,毎回,世界各国から数百名の若手が参加しています。この会議の最大の特徴は,同世代の若手原子力技術者・研究者が,国や所属機関の壁を越えて協働し,企画運営の全てを若手のみで実施している点です。会議自体も特徴的で,通常の学会と同様の技術論文の発表に加え,パネルセッションやワークショップなど多彩なプログラムが用意されており,また若手間のネットワーク構築のため,開催地の文化や伝統も体感しながら参加者間の交流を促す 仕掛けも設けられています。
IYNC2016 会議報告
7月24日~30日に中国(杭州)で開催された国際青年原子力会議2016(IYNC2016)に,西山会長はじめYGN運営委員4名が参加しました! 32カ国から400名以上が集まり,非常に充実した会議でした。 会議報告は下記のURLに掲載しておりますので,是非ご覧ください。
YGN Best Practice Session報告(資料,要旨)
IYNC2016のYGN Best Practice Sessionにて,2016年2月に実施した福島視察について報告しました。
報告書