次世代へつなぐ廃止措置の最前線:

座学と視察から学ぶ2日間

来る 3 月 23 日 と 24 日(月・火)の2日間で、日本原子力学会 若手連絡会(YGN)は、学生連絡会と共同で、「次世代へつなぐ廃止措置の最前線:座学と視察から学ぶ2日間」と題する勉強会を福井県福井大学敦賀キャンパスにて開催いたします。

原子力施設の廃止措置は、約 30 年という長期スパンで実施されるメガプロジェクトであり、我々若手世代が主体的に関わり、その知見と経験を継承していくことが求められています。具体的には、原子炉施設の操業終了段階からの準備に始まり、解体計画を含む廃止措置計画の作成と認可取得、使用済燃料の取り出し・管理、放射性物質で汚染された機器や施設の除染・解体、発生する放射性廃棄物の保管および処分、さらには最終的な敷地の再利用に向けた整備まで、これら一連の工程を計画された期間内に遂行する必要があります。

日本では、現在合計 24 基が廃止措置段階へ移行しており、今後一部のプラントにおいては、原子炉本体の解体が本格化する見通しとなっています。一方で、管理区域内の解体撤去工事により発生する「解体物」の行先が十分に定まっていないという大きな課題も残されています。また、東京電力福島第一原子力発電所においては、多くの実測情報も得られてきており、事故時挙動の解明に向けた研究課題も挙げられます。

本勉強会では、廃止措置の専門家をお招きし、国内外の動向を踏まえながら、「廃止措置とは何か」という基礎的な内容から、どのような研究開発が行われてきたかという発展的な内容まで学びます。あわせて、高速増殖原型炉「もんじゅ」および新型転換炉原型炉「ふげん」の見学を実施し、廃止措置の現場を実際に体感する機会を設けます。

さらに、本勉強会を通じて得られた知見をもとに、廃止措置を遂行するための技術的・社会的イノベーションを共創するイベントも今後予定しており、国際非営利組織の IYNC(International Youth Nuclear Congress) と共同でイノベーションコンテストを企画・検討していく予定です。

廃止措置関連業務に携わっている方はもちろん、これまで直接関わったことのない方にとっても、廃止措置を体系的に学ぶ貴重な機会となります。ぜひこの機会に、廃止措置について一度学んでみませんか。

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